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国家公務員の人件費削減と国会議員の歳費及び定数削減に関する片山善博総務大臣の発言

毎日jp「国会改革:公務員改革とセットで、と注文…片山総務相」(2011年2月8日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110208k0000e010034000c.html


総務省「片山総務大臣閣議後記者会見の概要(平成23年2月8日)」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/02koho01_03000165.html

問: すみません、共同通信の林ですけれども、国家公務員の人件費削減に関してなのですが、そちらはそちらでマニフェストに書いてあるので、一生懸命やられると思うのですけれども、一方で、国会の改革も、やはり、その前提としてはですね、必要だという声も一部にあって、大臣として、公務員人件費の削減と国会改革、例えば、歳費だとか、定数削減の問題の関係に関してですね、御見解があればお願いします。
答: 法的に言うとですね、両者は必ずしも関係は無い事柄だと思います。ただ、やはり、物事にはバランスとかですね、常識というものがあると思いますので、仮に国家公務員だけ総人件費2割改革というものがかなり進んで、国会が定数も歳費も全く手付かずということでは、著しくバランスを欠くことになると、私は思います。ですから、両者のバランスというものは、お互いに、表現は正しいかどうか分かりませんけれども、両方とも為政者の部類に入りますからね、まず為政者の方が身を正すという、そういう文脈の中では、両者がやはりバランスを取って改革を進めるということが常識にかなうことだろうと思います。ただ、私の担当は国家公務員の総人件費2割の担当でありまして、総務大臣は。国会の歳費とか定数の問題まで担当しておりませんので、私は私の所掌範囲で誠実に淡々と仕事をしていきます。さっき申しましたバランスの問題については、政党中心に、国会議員の皆さん中心に、きちっと議論をして、国民の納得のいく結論を得ていただきたいと願っています。


大臣の発言は記者の質問に対する応答であり、その内容は穏当です。