どうしん電子版「豪雨、道内初の特別警報 道央９０万人に避難勧告 警報は解除」（2014年9月11日）
道内は１１日、強い寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、札幌市南区常盤では国土交通省の雨量計で同日午前０時から９時までの降水量が２５３ミリに達するなど、道央を中心に猛烈な雨が降った。札幌管区気象台などは同日、札幌市をはじめ石狩、空知、胆振管内の計３５市町村に、数十年に１度の大雨が予想される「大雨特別警報」を道内で初めて発表。……午後１時現在で人的被害の報告はないが、石狩、空知、胆振では住宅の浸水や落雷による出火などの被害が相次いだ。大雨特別警報は同日午後４時過ぎ、すべて解除された。
札幌市消防局などによると大雨の影響で市内では同日午前１０時現在、住宅の浸水が２７件、河川の氾濫が９件、 土砂崩れが５件発生。南区常盤では道路が冠水して４世帯が孤立、消防が救助に向かった。
札幌市は同日未明から中央、南、豊平、白石、清田、厚別の６区で計３９万２千世帯、７８万１千人に避難勧告を出し、避難所１５６カ所を開設した。午前１０時現在、少なくとも４７９人が避難した。札幌市の避難勧告は同日午後５時過ぎ、すべて解除された。
この頃、全国各地で不安定な天候が続いています。札幌は未明から局地的豪雨となりました。特に南東地域の被害が大きく、心よりお見舞い申し上げます。雷鳴もさることながら、夜中に連続して届くエリアメイルの着信音により寝不足です。
大雨特別警報発令とはいえ、中心部では朝以降、雨はほぼ上がり、日中は日も差していました。ただし、市内の小中高校などは臨時休校です。
