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法科大学院生や司法試験合格を目指す方にとって有益な情報を「公法総合(法科大学院)」カテゴリにまとめています。

研究室崩壊!...か?

午後、学内行政事務を終え、来週火曜日の公法総合3の予習用教材を作成している時だった。
突然、不気味な音が聞こえてきた。またも虫か! 一瞬、緊張が走る*1。しかし、注意して聞くと、ジジジ、ジジジ...という無機質な音である。それが間歇に研究室の中に響く。少なくとも虫の羽音ではないようだ。
音が聞こえる方向にはエアコンが設置されている。もしや漏電か。まさか。取り急ぎ、エアコンを停止する。しかし、音は止まらない。ジジジ、ジジジ... 感覚を研ぎ澄ませて観察するに、「壁の亀裂」の中から聞こえてくる。しかも、鳴る間隔は短く、時間は長くなるようだ。16時過ぎまで、不安に駆られつつ、教材作成を続けた。
教材の印刷および配布を研究事務室にお願いした後、事務へ状況を知らせに行く。直ちに、Mさんが様子を見に来てくれることになった。私の研究室は、雨漏り以降、曰く付きなのである。研究室に戻り、しばらく待機していると、ジジジ、ジジジ... とうとう、壁から音がした。少し遅れて来てくれたGさんも聞いたと言う。研究室の壁に異常がある。至急、施設部に来てもらうことになった。
施設部は30分も経たずに来た。壁を叩くなど様子をみているうち、ジジジ、ジジジ... 音がした! すると、施設部が一言。


「これ、ブラインドの音ですね。」


隣の研究室のブラインドが風に揺れて擦れ合う音だった。さすが餅は餅屋である。
何れにせよ、とんだお騒がせである。俺って、ある意味オオカミ少年??? 恥ずかしさがこみ上げるとともに、一気に脱力する。MさんとGさんに「先生の研究室は、他の先生方に比べて整理が行き届いていますよ。」とほめられた(?)のが救いだった。